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1月24日(水曜日)、令和5年度第2回中学校武道授業(空手道)指導法研究事業(主催:日本武道館・全日本空手道連盟・日本武道協議会、後援:スポーツ庁)が、富山県富山市の富山大教育学部学附属特別支援学校(小林真校長)にて、研究者8名、研究協力者3名が参加して開催されました。
 
当日は、開講式に続き研究協議(1)「特別支援学校における空手道授業指導法について」をテーマとして、富山大教育学部学附属特別支援学校(高等部)の空手道体験授業を視察しました。授業では、研究協力者(演武者)として参加した砂川雄飛氏(本連盟職員)が、形のウンスーを演武。

授業に参加した高等部の生徒たちは迫力のある形を間近で見て、驚きの様子がうかがえました。視察後に参加した全研究者から授業のフィードバックをいいただき授業の振返りを行いました。

午後からの研究協議(2)では、「特別支援学校における空手道授業の実践事例について」をテーマとして、研究協力者の太田熊野氏(富山県立富山総合支援学校教諭)と松原光氏(学法福島高等学校校長)による実践報告が行われました。

研究協議(3)の「特別支援学校での空手道授業における課題と今後の取り組み」では、研究者、研究協力者が2組に分かれ「生徒に達成感を得てもらうための授業指導の工夫について」「知識を身につけた後の主体的な学びをどのように誘導していくか」をテーマにグループディスカッションを行いました。

最後の研究協議(4)では、「各研究者からの報告事項について」をテーマとして、全研究者から現状について発表いただき協議が行われました。

現在空手道を実施している中学校は全国で約570校。授業種目としての空手道には、「男女共修、一般体育授業の服装でよい(特別な用具がなくてもできる・低予算)、安全性が高い、接触機会が少ない」など多数利点があり、実施校は着実に増加しております。

全日本空手道連盟では、今後の達成目標として、空手道授業実施校を900校(中学校600校、特別支援学校300校)の達成を目指しています。

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パプリカラテに取り組む様子

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生徒代表お礼の言葉