• 投稿公開日:2019年2月25日
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2月23~24日、本年の国体開催地である茨城県牛久市の牛久運動公園体育館において、『平成30年度日本スポーツ協会公認スポーツ指導者講師 競技別全国研修会』が開催されました。

主催は(公財)日本スポーツ協会(JSPO)と(公財)全日本空手道連盟。また茨城県空手道連盟が主管となって運営協力をしました。
参加対象者は以下の(1)~(2)のいずれかを満たす者で、茨城県を中心に41名が参加しました。
(1)公認空手道指導員、上級指導員、コーチ、上級コーチいずれかの有資格者
(2)所属団体において、指導者養成事業に関して中心的な存在であり、都道府県空手道連盟が認めた者

1日目の開講式の挨拶で全空連の有竹隆佐・専務理事は、「指導者として活躍されている皆さんではありますが、指導者は常に新しい情報を取り入れて、伝えていくことが欠かせません。この研修会によって必要な情報を吸収して頂きたい」と参加者を激励しました。

午前は、有竹隆佐・専務理事が「全日本空手道連盟における指導者養成事業について」と題し、昨今の空手界の出来事を振り返りながらの講義を行い、続いて、茨城県空手道連盟副理事長で世界空手連盟(WKF)公認国際審判員の高橋昇講師が「競技規定改正の説明」と題して、主に形審判におけるルール改正の講義を行いました。

午後からの指導実習では、全空連常任理事の前田利明講師が「組手技の正確な評価についての講義及び実技」、全空連常任理事の阪梨学講師が「形の基本“形の分解と技の理解度”」、全空連中央技術委員会委員の岡林俊雄講師が「形の基本“運足の一貫性と正確な技”の指導法」をテーマに、それぞれ講義と実習を行いました。

1日目の終わりは、実践女子大学短期大学部名誉教授の日野一男講師が「公認スポーツ指導者の指導活動事例にもとづく研究協議」について講義し、空手の練習、試合における「無事故」を続けるため、安全配慮と空手道憲章の求める指導者像と題して、裁判の判例を挙げて解説しました。

2日目の午前は、全空連中央技術委員会委員の村松真孝講師が「形の基本“運足の一貫性と正確な技”の指導法」をテーマに講義と実習を行い、午後には麗澤大学経済学部教授の豊嶋建広講師が「指導者養成・活動事業の企画・立案について」をテーマに実習を行い、充実の研修会が終了しました。

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有竹隆佐・全空連専務理事

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溝部茂文・茨城県空手道連盟副会長兼理事長

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高橋昇講師

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指導実習を受ける参加者

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役員・講師・参加者一同(2日目午前)