4月25日〜27日、日本空手道会館で全日本空手道連盟ナショナルチームの「第1回シニア選手強化合宿」を実施した。
今回の合宿は、2025年のナショナルチームシニア強化選手が初めて揃う機会。初日25日の冒頭に全体ミーティングが行われた。はじめに栗原茂夫・副会長、南澤徹・専務理事から選手および強化委員への激励の挨拶が行われた。その後、スタッフから選手へ、今後の国際大会に関連した強化方針について説明がされた。
3日間の合宿期間中、全体での基本練習、形・組手の種目ごとに分かれての技術練習を実施。形種目では、立ち方をはじめ基本技の見直しを中心に日本チームとして目指す演武の共通認識をし、各自が課題を見つける場とした。組手種目では、実際の国際試合の傾向をもとにした、対策練習に取り組んだ。
また2日目の午前にはインテグリティ講習とドーピング防止講習を行い、トップアスリートとしての知識を取り入れ、心構えを再確認する機会とした。
今年のナショナルチームシニアは、5月にウズベキスタンで開催される「アジアシニア空手道選手権大会」、8月に中国で開催される「ワールドゲームズ」、そして11月にエジプトで開催される「第27回世界空手道選手権大会(個人戦)」と大きく3つの大会を控える。