空手ウイーク2日目となる8月22日金曜日、「パラ空手体験セミナー」が東京武道館2階の大研修室で開催されました。
小学1年生から中学3年生までの約30名が参加。講師を(一社)全日本ろう者空手道連盟理事で第25回夏季デフリンピック日本代表監督の高橋朋子先生、足立区ろう者協会会長の加藤仁志さんが務めました。
セミナーの冒頭、高橋先生から空手に関する手話の紹介や今年11月に東京で初めて開催されるデフリンピックの説明がありました。
続いて、デフリンピック女子団体形日本代表、湯澤葵選手によるバープーレンの演武が披露されました。
加藤さんからは、ろう者が普段どのように工夫して生活しているか、聞こえる人が聞こえない人に会ったとき、どのように接してもらえば助かるか、などのお話がありました。
デフ空手体験では、手話による指示で基本を練習し、形の挙動で横に移動するときなど先生から目線が外れるときは、太鼓の振動の合図で練習することなどを体験しました。
参加者からは、「改めて、見ること(視覚)だけで空手を学ぶことの大変さを感じた」「楽しかった」などさまざまな感想が出て、充実したセミナーとなりました。
参加者に配られた『話そう 手のことば おもてなしの手話BOOK』(表紙と中面の一部)
第25回夏季デフリンピック日本代表監督の高橋朋子先生
湯澤葵選手がパープーレンを演武
足立区ろう者協会会長の加藤仁志さん
参加者がデフ空手を体験
太鼓の音で合図を出します(振動を感じます)