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  • 投稿公開日:2020年2月25日
  • 投稿カテゴリー:ニュース

2月22日(土曜日)~23日(日曜日・祝日)の2日間、本年の国体開催地である鹿児島県薩摩川内市の薩摩川内市総合運動公園総合体育館(サンアリーナせんだい)において、「2019年度日本スポーツ協会公認スポーツ指導者講師 競技別全国研修会」が開催されました。

主催は(公財)日本スポーツ協会と(公財)全日本空手道連盟。また鹿児島県空手道連盟が主管となって運営協力をしました。
この研修会の参加対象者は以下の(1)~(2)のいずれかを満たす者で、1日目2日目ともに鹿児島県を中心に42名が参加しました。
(1)公認空手道コーチ1(旧指導員)、コーチ2(旧上級指導員)、コーチ3(旧コーチ)、コーチ4(旧上級コーチ)いずれかの有資格者
(2)所属団体において、指導者養成事業に関して中心的な存在であり、都道府県空手道連盟が認めた者

1日目の開講式の挨拶で全空連の有竹隆佐・専務理事は、「多数の先生方に参加して頂き、ありがとうございます。この研修会は先生方が責任指導員として活躍頂くことが目的です。国体は今後スポーツ大会という名称になりますが、全空連とともに先生方が空手というスポーツの発展に向けて、この研修会によって必要な情報を吸収して頂きたい」と参加者を激励しました。

午前は、有竹隆佐・専務理事が「全日本空手道連盟における指導者養成事業について」と題し、時代の変化に合わせての指導者の資質ついてなどの講義を行い、続いて、全空連1級資格審査員で世界空手連盟(WKF)公認国際審判員の松村耕一講師が「競技規定改正の説明」と題して、主に組手、形審判における実際の事例をもとに講義を行いました。

午後からの指導実習では、全空連常任理事・全空連1級資格審査員の前田利明講師が「組手技の正確な評価について」、その後、全空連1級資格審査員の岡林俊雄講師が「形の基本“形の分解と技の理解度”」をテーマにそれぞれ講義と実習を行いました。
1日目の終わりは、実践女子大学・短期大学部名誉教授の日野一男講師が「公認スポーツ指導者の指導活動事例にもとづく研究協議」について講義し、空手の練習、試合における「無事故」を続けるため、空手道指導における指導者の安全配慮義務と題して、裁判の判例を挙げて解説しました。

2日目の午前は、福岡県空手道連盟副会長・全空連2級資格審査員の横山強講師による「形の基本“運足の一貫性と正確な技”の指導法」の講義と実習、午後には麗澤大学経済学部特任教授の豊嶋建広講師と同准教授の井下佳織講師による「指導者養成・活動事業の企画・立案について」をテーマに実習を行い、充実の2日間が終了しました。

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有竹隆佐・全空連専務理事

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松村耕一講師

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審判のジェスチャーを練習する参加者

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前田利明講師

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岡林俊雄講師

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豊嶋建広講師